見た目は子供、頭脳は大人!日本を代表するメガネの少年探偵の誕生
※当サイトは記事内に広告・商品PRを含む場合がございます。
「見た目は子供、頭脳は大人。その名は名探偵コナン!」の決め台詞。
多くの人がこのセリフを聞けば、あのメインテーマも頭の中に流れるでしょう!
1994年に週刊少年サンデーで連載が始まった「名探偵コナン」は1996年にはアニメ化、翌1997年には映画化とその人気を爆発的に広げ、あれよあれよと国民的とまで言われる漫画に昇りつめました。
始まって3年で映画化ってなかなか凄い!
筆者自身、物心ついた時には姉の買ったコミックスが家にあり、月曜日にはアニメを見る。毎年GWの時期には映画を見に行くのが”当たり前”となっていたほどで「コナン」は他の作品よりも思い入れは強い作品。
連載がスタートし早30年。
コナンを読んだことがない人でも、知っている事件やシーンなどがあると思います。劇場版だって27年続いてますからね。
みんなコナンが好きなんです。
ただ有名ではない、あまり語られる機会もない事件やシーンもコナンの中にはたくさんあります。
ということで今回、すべての事件を振り返り、巻数ごとに1つ筆者が印象に残る事件については深く掘り下げ、新たにコナンを興味を持ってもらえるよう魅力を語る全巻レビューを実施していきたいと思います!
早速始まりの「名探偵コナン」の1巻をレビュー!
日本を代表するメガネのガキんちょ探偵の物語は、ここから始まります!
収録事件簿
ジェットコースター殺人事件 (FILE1 平成のホームズ)
あらすじ
高校生探偵の工藤新一は、幼馴染で同級生の毛利蘭の空手の都大会優勝を祝うため、トロピカルランドに2人で遊びに行く。すると、ジェットコースターのアトラクションで惨殺事件が発生。乗り込んでいた乗客の中に犯人がいると推理した新一は容疑者の中に全身「黒ずくめ」の男の氷のような眼に恐怖を覚える。事件を解決し、その黒ずくめの男を尾行した新一は、背後から近づくもう一人の男に殴り倒され、怪しげな毒薬を飲まされ、目が覚めると...
記念すべき第1話!
コナンを深く知らない人でも、この事件は知ってるかもしれないですね。
コナン史上でもベスト3に入るほどのトラウマ事件を初っ端から繰り出してきてます。
ただ事件の内容よりその後の展開のが重要なので、意外とさらっと事件は解決。
コナンの歴史を語る上では避けて通れない話。首の吹っ飛んだあのコマはトラウマになる人もいたはず。
蘭も泣いてましたけど、夢に出てくるわい。
まだこの時点で黒ずくめの男のコードネームは判明しておらず、容疑者DとEという扱い。
社長令嬢誘拐事件 (FILE2 小さくなった名探偵 ~ FILE5 もう一人の犯人)
あらすじ
小さくなってしまった新一は「江戸川コナン」と名乗り、父親の毛利小五郎が探偵をしている蘭の家に転がり込んだ。すると早速小五郎の元に娘が「黒ずくめ」の男に誘拐されたという事件の仕事が舞い込む。コナンは自分の体を小さくした奴らの仕業だと推理し、小さくなった体で初めての事件解決に挑む!
実は「江戸川コナン」という名前を名乗ったのは、この事件の冒頭なので、主人公の名前は第2話で初登場。主人公の名前が1話で判明しないのって結構珍しいのでは?
事件内容としては誘拐された娘さんを探し回ります。
バイオレンスなシーンも多く、この話のコナン君はシリーズでも屈指の命の危機に合っていると思います。
ボコボコに殴られるコナンが痛々しい。。。
「はじけろや…」って、その前に死んでてもおかしくないぐらいですね。
時系列としては前回の事件から数時間後に起きた事件になるため、殴り倒されて小さくなって、この事件でも痛めつけられるコナンはタフ過ぎるな(笑)次の事件も3日後なので、回復力も凄い。。。
ちなみに小五郎と阿笠博士の初登場です。
アイドル密室殺人事件 (FILE6 迷探偵を名探偵に ~ FILE9 不幸な誤解)
あらすじ
探偵事務所に小五郎の”推し”アイドルの沖野ヨーコが依頼に訪れる。彼女はストーカーに悩まされておりその調査のために、彼女の自宅マンションに向かうと、部屋の中に男性の刺殺体が…
この事件はピックアップファイルで
ピックアップファイル
登場主要キャラクター | 備考 |
---|---|
江戸川コナン | ご存じ主人公。 今回の事件で蝶ネクタイ型変声機初披露 |
毛利蘭 | ご存じヒロイン。 アイドル宅に行きたがるミーハーぶりを初披露 |
毛利小五郎 | ご存じ”迷”探偵。 眠りというより”気絶の小五郎”? |
目暮警部 | ご存じ警部。 小五郎との再会に呆れ気味? |
阿笠博士 | ご存じ博士。 初の有能なメカ作成! |
登場ゲストキャラクター | 備考 |
---|---|
沖野ヨーコ | ご存じ大人気アイドル。 玄関あけたら死体ってトラウマ。。。 |
山岸栄一 | ヨーコのマネージャー。 曲者。初期のコナンは大体こんな曲者がいる。 |
池沢ゆう子 | ヨーコのライバル。 後ろ姿がヨーコにそっくりで。。。? |
藤江明義 | 当事件の被害者。 ヨーコと山岸は見覚えがあるようで。。。? |
1巻は印象深い「ジェットコースター殺人事件」がありますが、もう1つの印象深い事件。
最初の「眠りの小五郎」を見られる点や、蝶ネクタイ型変声機の初使用ということで、名探偵コナンの基礎を作り上げた大切な事件だと思っています。
これ以降コナンが推理した結果を大人の言葉を借りて、解決に導いていくという方程式が生まれます。
事件を解決するため捜査と共に出揃っていく証拠も、この事件から本格的になってきたと思います。
もう一つのポイントは小五郎の性格ですね笑。美人がくればどんな依頼でも鼻を伸ばして引き受け、今後も美人が来るたび同じような反応をみせます。(だれ、あんた…)
小五郎は基本はおマヌケですが、いざとなったら頼りなるし、いやいや言いながらも親切にしてくれるので、人間味があります。コナンとは違うだらしないキャラだからこそ、マンガとして面白いんですよね。
遺体のインパクトもグッド!
初期のコナンは遺体の顔が怖いので、丸っこいキャラデザとのギャップもあり、余計に怖い印象に。
事件を解くキーワードとしては以下でしょうか。
- 暑すぎる室温
- なぜか1つだけ立っているイス
- 死体が握っていた髪の毛
- 床のへこみ
事件の動機は悲しい、不幸な誤解がもとに起きた事件です。嘘と誤解が引き起こした事件。
あのBGMが聞こえてきますね。(ルルル~ル~、ルルル~ル~ルル~。)
多数いるコナンに近しいキャラの中で阿笠博士や目暮警部の次に初登場したのが、この事件の主要キャラの「沖野ヨーコ」ちゃん。今後も多くの事件に関わってくる呪われたアイドルです(笑)
1巻について
まずは主人公が小さくなってしまうという「マンガ」らしいインパクトのある導入。
各キャラのキャラクター付けやギャグも挟みながら、事件がいざ起これば、解決に必要な情報を会話やコマに描くことで表現しており、それを元に推理することでミステリーとしてもしっかり楽しめます。
「コナン」が人気になることはこの1巻の時点で約束されていたように思えます。
特に絵に事件の重要な情報を描けるのは凄く大きいなと思います。小説だと文字にする必要がありますが、マンガでは絵で表現できるので、推理パートで説明されて、一旦戻ってコマを読み直すと、確かに絵に描いてあって、「次は見逃さないぞ!」と子供の頃は思っていました。
そういう謎解きの部分で筆者はコナンにハマっていきました。
特にこの巻は「ジェットコースター殺人事件」の知名度が高いので、他の2つの事件は相対的に印象が薄かったりすると思います。未読の方は読んでみてください!
興味を持っていただけたらコナンファンとして嬉しい限りです!
おわりっ!
書籍で全巻集めるなら、以下がオススメです。
コメント