【名探偵コナン 全巻レビュー】西の名探偵現る10巻!そしてあいつも

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節目の10巻にふさわしい登場人物がずらり!

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こんにちは!筆者の漫ケンです!

全巻レビューシリーズの第10回目。

この巻では”白乾児“(パイカル)という中国酒が登場。コナンの世界の中では今後も重要になってくるアイテムとして有名なので知っている方も多いと思います。

筆者ですが子供の頃にこの巻を読んでいるので、「どんな味するんだろな?」と思っていました。そして成人してお酒を飲めるようになり、せっかくなので一度飲んでみようと思い立ってみましたが…

うーん。。私には合わない味でした(笑)もし自分が縮んでいたらこの酒を飲まないといけないのかと思うと…よかった縮んでなくて(笑)

そしてこの巻にはネットで有名なあの怖い怖い館長の事件も収録!

では「名探偵コナン」の10巻をレビュー!




収録事件簿

外交官殺人事件(FILE2 西の名探偵 ~ FILE5 東の名探偵現る!?)

あらすじ

西の高校生探偵・服部平次が探偵事務所を訪れる。彼は新一が自分と並び称される男か確かめるために会いに来たという。時を同じくして、外交官の妻が依頼に訪れる。依頼内容は息子の恋人の素行調査ということで、服部共々自宅に招待される。しかしそこでは彼女の夫が亡くなっていた!服部は新一に対してライバル心を燃やしそしてコナンの身体に異変が起こる。。

この事件はピックアップファイル

図書館殺人事件 (FILE6 熱いからだ ~ FILE8 もう一人の乗客)

あらすじ

一時的に元の姿に戻れたコナンは再度パイカルを飲んで元の姿に戻ろうとするが、少年探偵団が遊びに来てしまう。米花図書館に来ていた探偵団は職員が一人行方不明になっているという話を聞く。職員を探し出すため閉館まで隠れていた探偵団はそこで、館長が職員を殺していたことを独白し高笑いを上げている姿を目撃する…

出ましたコナンのトラウマ犯人回。

事件としては普通の事件なのですが、犯人の津川館長が怖すぎるということで印象に残り過ぎているようです(笑)

まあ序盤の高笑いも怖いですし、「ヌッ」と現れるコマとかも凄くホラーですからしょうがない。

この事件、コナンたちは津川館長が迫っていることは知らなくて、逆に津川館長がいかに子供達を逃がさないように忍び寄っていることが分かるから怖いんですよね。

ちなみにアニメもホラーな演出に凝っています!目が赤く光ったりしてね。

コナンの機転であっさりと捕まってしまいますが、特大インパクトのある犯人でした。

雪山山荘殺人事件 (FILE9 吹雪が呼んだ惨劇 ~ 11巻FILE1 話すテーブルクロス)

あらすじ

スキー旅行にやってきたコナン一行。しかし小五郎が貸別荘のカギを失くしてしまい、偶然通りかかった医学部の教授の別荘にお世話になる。吹雪が強まる中、ドラマを見るため部屋にこもっていた教授が何者かに殺害されるが、その死体は正座をして座っているという異様な状態で…

ダイイングメッセージの謎を解き明かす類の事件ですね。

登場人物の名前の共通点にすぐ気が付く人であれば、犯人を見つけるのはすぐかもしれないです。

教授が絶命する前の描写がありますが、何とも痛々しい。

肺に穴があくと10~15分苦しんで死ぬという嫌な知識を身に着けてしまい、何とも言えない気持ちになったのは私だけではないでしょう。。

ピックアップファイル

登場主要キャラクター備考
江戸川コナンご存じ主人公。
風邪ひきプラスパイカルで絶不調に
毛利蘭ご存じヒロイン。
新一が近くで見ていると分かり?
毛利小五郎ご存じ眠りの小五郎。
今回は添え物的役割(笑)
服部平次ご存じ色黒関西探偵。
初登場!思ったよりライバル心剥き出し
目暮警部ご存じ鬼警部
関西の若いもんには負けられない?
登場ゲストキャラクター備考
辻村勲外交官
本事件の被害者
辻村公江勲の妻
依頼人。幸子を気に入らない様子
辻村利光勲の父親
元大学教授。魚拓がお好き。
辻村貴善勲と公江の息子
司法修習生。幸子とは婚約している
桂木幸子貴善の婚約者
完璧すぎるが故に公江にうとまれている?
小池文雄辻村家の執事

西の名探偵初登場と東の名探偵が復活ということでピックアップ。

まずは服部平次。この時点では、今の大阪人らしい人当たりの良いあんちゃんという感じではなく、新一にライバル心剥き出しでバチバチくるキャラクターでした。

今後コナンと関わっていくことで、探偵として人として影響を受けていきます。なのでこのバチバチ感は新鮮に映るかもしれないですね。

そして復活の工藤新一

ここの見開きは当時読んでいて衝撃を受けました!

めちゃくちゃ風邪でコナン君ピンチ!からの新一ですからね。当時はネタバレもなかったので。

今までは誤魔化していたけど、ここで一度元の姿に戻るというのは10巻の節目にはピッタリの大きなイベントですよね。

事件を解くキーワードとしては以下でしょうか。

  • 被害者の部屋にオペラがかかっていた理由
  • 本棚からごっそり抜き出したような本
  • 密室と被害者のポケットに入っていた鍵

「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな。」

服部にかけたこのセリフがアニメの決め台詞と同じで、服部の今後にも影響を与える言葉になっているのもエモいですね(笑)

そして蘭との再会も束の間、この時の二人はやっと会えたのにすぐに会えなくなってしまうという切なさもあり、それがコナンの魅力の一つだなと思っています。

10巻について

節目の10巻ということもあり新一の復活という大きなイベントがあるので、それだけで充実です!

そして図書館の事件は犯人に印象が集まりがちですが、探偵団との最後の事件とコナンが思っている部分がありました。(実際はそうなりませんけど…)

いずれ元の姿を取り戻すときには探偵団とコナンはお別れしなくてはならないんですよね。改めて読み直すとそういった最終回の場面がよぎったりもして、寂しかったりもします。。

興味を持っていただけたらコナンファンとして嬉しい限りです!

おわりっ!

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